2008年11月26日

ドバイの繁栄は砂上の楼閣だったのか?

セレブが集結!! ドバイの巨大リゾートホテルでオープニング式典
11/21 10:28更新
 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにオープンした巨大リゾートホテルで20日、「この10年間に最大のパーティー」と称されたイベントが開かれ、世界のセレブが中東に浮かぶリゾート地に集結した。
 オープンしたのはヤシの形をした超大型複合リゾート島「ザ・パーム・ジュメイラ」のメーン施設となるホテル「アトランティス・ザ・パーム」。
 同ホテルは五つ星にランクされる世界最高峰のホテル。魚が泳ぐ大きな水槽がベッドルームに設置されたスイートルームは、1泊なんと3万5000ドル(約340万円)という豪華さを誇っている。
 パーティーを主催したのは同ホテルを建設を進める南アフリカのホテル王ソル・ケルツナー氏で、予算はなんと約2000万ドル(約19億円)。
 会場には各国からセレブは2000人を超えるセレブが集まり、ゴージャスな中東の夜の宴を彩った。


こんな景気のいいニュースがある一方で、
世界的な金融危機、デレバレッジの進行によって
中東・ドバイの経済が崩壊してしまう危険性もでてきました。

最近になって、UAEの経済状況を
悲観的に伝えるニュースが多くなってきています。
下のニュースはすべて日経NETから。

まずはは21日のニュース。
ドバイ政府、金融危機対応で委員会 資金逃避の阻止ねらう
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国政府は、金融危機がドバイ経済に与える影響を調べ、対応策を立案する委員会を設置した。ドバイでは不動産部門を中心に景気減速への懸念が急速に広がっている。委員会は政府系デベロッパーや証券取引所のトップなど政府・経済界の要人6人で構成。包括的な対策を打ち出すことで資金逃避を食い止め、信用を回復する狙いがあるとみられる。
 ドバイ財務局幹部が講演で明らかにした。地元紙によると、委員会は不動産や金融部門が抱える借り入れの状況を調べ、ドバイの政府機関や政府系企業の債務への対応をまとめる。一連の対策をムハンマド首長に提出したうえで公表するという。(07:00)


こちらは24日。

ドバイ、対外債務7.6兆円と公表 大規模開発見直し
【ドバイ=太田順尚】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国は24日、ドバイ政府や政府系企業が抱える債務が800億ドル(約7兆6000億円)であることを初めて公表し、借り入れをてこに進めてきた大規模開発を見直す方針を示した。UAE連邦政府は資金繰りが悪化しているドバイの不動産金融大手2社の救済も決定。政府主導の借入資金膨張を懸念して広がる信用不安の払拭(ふっしょく)を狙ったとみられる。
 これまでドバイ政府や政府系機関の情報開示は不十分だったが、危機拡大を不安視する資金が不動産市場や株式市場から大量に流出し始めていることから、ドバイの信用回復へ連邦政府が一体となって取り組みを示した格好だ。
 ドバイ金融危機対応委員会のアルアッバール委員長によると、政府債務は100億ドル、政府系企業が700億ドルで、合計では2006年のドバイの国内総生産(GDP)の1.7倍に当たる。ただ、委員長は政府や政府系企業には3500億ドルの資産があるとして、返済不履行(デフォルト)の可能性は否定した。(24日 21:01)


最後は26日。

中東・東南アの大型投資案件、金融危機響き延期・縮小【シンガポール=野間潔、ドバイ=松尾博文】高成長を続けてきた東南アジアや中東で、金融危機を受け大型投資案件の延期・縮小が相次いでいる。対象はインフラ投資事業やリゾート開発事業。企業や金融機関の投資余力が低下したり、域内の実体経済の悪化を見込んで計画を見直したりするケースが続出している。減速しつつある域内各国の内需が一段と冷え込む恐れがある。両地域への日本からの投資にも影響が懸念される。
 東南アジアではマレーシアでマレー半島西海岸の高速道路計画への融資のめどがつかなくなり、11月上旬に延期が決まった。約31億2000万リンギ(約840億円)を投じて約250キロメートルの道路網を建設する計画だが、銀行団の一部が融資に及び腰になった。(16:00)


ドバイは「脱・石油」という目標を掲げて
世界一のビルやテーマパーク、屋内スキー場を計画し、
タックスフリーや土地の提供で外国の企業を誘致し、
GCC(湾岸協力会議)による共通通貨の導入など、
これまで中東では見られなかった政策を推し進めてきました。

さらに、石油高騰によって潤ったイスラムマネーは
中東以外のイスラム諸国にも流れました。

そうして、東南アジアやスーダンなど、
イスラム諸国の経済発展を後押ししたわけです。

しかし、肝心のドバイにおいて建設されていた、
世界一の高さをになるはずの
ブルジュ・ドバイが完成する直前に、
それらの計画は頓挫してしまうのでしょうか。
ブルジュ・ドバイは「バベルの塔」だったのか。

ある金融関係者は
「ドバイは世界中に溢れたお金を使うための、
世界の公共事業だった」
という話をしていました。

これからドバイがどうなるのか。
ドバイに夢を託した者としては
今後の行方に注視していきたいと思います。







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posted by 凹山(ヘコヤマ) at 23:16 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
上記のニュース私も見ていて気になっていました。。。
今は世界的に危機なので、仕方無いかなとも考えているのですが、不安ですね。

大手の不動産金融会社2社に公的資金を注入・・・「え〜っつ!?そんなに経営苦しかったの?」って感じ(笑

やはり、情報不足です。

はるか遠い国の投資は長い目で見ないといけないのでしょうか・・・

Posted by トウシューズ at 2008年11月27日 08:44
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